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高精度・無痛の胃カメラ(胃内視鏡検査)

苦痛を軽減した胃カメラ
(胃内視鏡検査)

当院は、世界でもトップレベルの内視鏡検査を提供する内視鏡学会専門医が在籍し、胃カメラ(経鼻・経口)や大腸カメラを行っています。当院の特徴は以下の3点です。

患者様一人ひとりに
合わせたカスタマイズ検査

胃カメラには経鼻内視鏡と経口内視鏡の2つの選択肢があります。経鼻内視鏡検査は嘔吐反射が少なく、非常に快適な検査が可能です。経口内視鏡検査では麻酔を使用して眠っている間に検査を行い、より精度の高い検査が可能です。

熟練した内視鏡技術

当院の内視鏡専門医は豊富な経験と実績を持ち、慎重で繊細な操作で患者様の嘔吐反射を抑えます。検査時間を最小限に抑えつつ、高い精度で正確な診断を行います。

安全で軽い麻酔・鎮静薬の使用

麻酔や鎮静薬は患者様の年齢や体格に応じて適切に調整し、無痛の内視鏡検査を実施しています。ほとんどの患者様が検査中に眠っているうちに検査が終了したと感じることができます。

当クリニックの無痛胃カメラ(胃内視鏡検査)が
選ばれる理由

大学病院と同等の内視鏡検査技術と検査機器を備えており、精度が高く、正確な診断と高い安全性を併せ持つ内視鏡検査を受けていただけます。

お一人ずつに合わせてカスタマイズしながら胃カメラを実施

当院では、患者様一人ひとりの状態や希望に合わせて、経鼻内視鏡検査と経口内視鏡検査のどちらかを選択いただけます。経鼻内視鏡検査においては、最新の極細スコープを使用し、以前は画質が劣るとされていた問題を克服し、経口内視鏡検査とほとんど同等の高画質な検査が可能です。
鼻腔が狭い方やより高精度な検査を希望する方には、経口内視鏡検査をお勧めしています。経口内視鏡検査においても、最新の細いスコープを使用しており、鎮静剤の使用によって患者様がリラックスした状態で検査を受けることができます。経鼻内視鏡検査と経口内視鏡検査のどちらを選択しても、嘔吐感や痛みを最小限に抑え、楽に検査を受けていただけます。

経鼻内視鏡検査

当クリニックの経鼻内視鏡検査の特徴
  • 熟練した技術で、舌の根元に触れずに嘔吐感なく検査を受けることが可能
  • スコープは極細で、高水準の技術を正確に伝えるため、不快感を抑えることが可能
  • 経口検査より麻酔量が少ないため、お身体への負担を軽減することが可能
このような方に経鼻内視鏡検査を
おすすめします
  • 口からの胃内視鏡検査で、過去に苦しい思いをした経験がある方
  • 舌の奥に歯ブラシなどが触れると嘔吐反射が起こる方
  • 当日に運転の予定がある方
  • 院内に滞在する時間をできるだけ短くしたい方
  • 授乳中の方

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経口内視鏡検査

当クリニックの経口内視鏡検査の特徴
  • 画像の解像度が高いので、微小な病変も見逃しなく発見・診断可能
  • 画像を拡大する機能があるので、病変を細かく観察でき、正確な範囲診断が可能
  • 鎮静剤を使用することで嘔吐反射を抑え、痛みや苦しさのない状態で高精度の検査が可能
  • 内視鏡中に治療が可能(胃潰瘍や十二指腸潰瘍からの出血に対して止血処置を行ったり、ポリープの切除をすることが可能)
このような方に経口内視鏡検査を
おすすめします
  • ウトウトしているうちに検査を終了したい方
  • 口や鼻に管が入ってくることが怖くて、パニックになってしまいそうな方
  • 過去に受けた口からの内視鏡検査、鼻からの内視鏡検査が辛かった方
  • 最高精度の内視鏡検査を楽に受けたい方(NBI拡大内視鏡と併用)

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麻酔を使ってウトウトしたまま受けられる内視鏡検査

経鼻内視鏡検査では強い嘔吐感はありませんが、鼻をスコープが擦れる感触や胃に空気を入れて観察する際のお腹が張った感じ、圧迫感は多少あります。当院ではこの違和感を感じないよう、安全で軽い麻酔・鎮静剤を使用した痛みのない内視鏡検査を行っています。経鼻内視鏡検査・経口内視鏡検査のどちらでも、麻酔や鎮静剤を使用してウトウトしたまま楽に検査が受けられます。麻酔を使用する際には、患者様それぞれに合わせた必要最小限の量を用い、熟練した医師が常に血中酸素飽和度と脈拍のモニタリングをし、全身管理をしっかり行っております。

最新鋭の内視鏡機器

当院で導入している内視鏡機器は、内視鏡の分野で世界をリードし続けているオリンパス社の最新システムである『EVIS LUCERA ELITE』です。このシステムは、大学病院レベルの最新機器であり、高度な観察を短時間で行うことが可能です。特徴として以下のような点が挙げられます。

負担の少ない極細スコープ

スコープの先端部外径はわずか5.4mmで、非常に極細径で、この超小型CCDの採用により、高画質な観察を実現しています。特に近接観察時において、高精細な観察が可能です。操作性も向上しており、先端部の柔軟性と全体のしなやかさが実現されています。これにより、医師の手元の微妙な動きを正確に先端に伝えることができ、検査時間の短縮と、より安全な検査を可能にしています。

特殊な光で微細な変化をとらえるNBIシステム

がん細胞は血管に集まりやすい特徴があり、当院では青と緑の特殊な光を使ったNBI(Narrow Band Imaging)システムを導入しています。このシステムでは、がん組織の微妙な変化を通常の光では見逃しやすい箇所までリアルタイムで検出できるため、高精度の診断が可能です。内視鏡検査の際には、これによって微小ながん病巣も早期に発見することができます。当院の内視鏡はNBIシステムを搭載しており、迅速かつ高精度な検査を提供しています。

内視鏡の徹底的な洗浄と消毒

安心して検査を受けていただくために、当院では検査機器の洗浄・消毒に特に注意を払っています。内視鏡検査を行うたびに、世界的に評価の高いオリンパス社のモデルを使用して内視鏡用洗浄消毒を徹底しています。感染防止のため、安全性に優れた強酸性電解水を使用し、細菌(大腸菌O-157やピロリ菌など)、ウイルス(肝炎など)の内視鏡を介した感染を防いでいます。

胃カメラ検査時にピロリ菌感染の検査・除菌治療まで終了

当院では、胃カメラ検査中に迅速ウレアーゼテストを行い、ピロリ菌感染の有無を迅速に判定できます。胃カメラ検査の実施日にピロリ菌の有無を確認し、必要な場合には同日にピロリ菌の除菌薬の処方も可能です。この検査方法はお忙しい方に特にお勧めであり、胃がんの原因となるピロリ菌を退治することで、胃がんのリスクを下げることができます。

丁寧な説明とフォローアップ

内視鏡検査は、不快感や苦痛がなく、かつ短時間で高い精度の検査を行うことができます。この検査は将来の健康を考える上で非常に重要です。当院では、医師の高い技量と最新の機器を使用し、患者様のお身体への負担を最小限に抑えながら検査を行っています。患者様のお気持ちに寄り添い、細部まで配慮した検査を提供し、より楽に検査を受けていただけるよう努めています。

内視鏡検査室2部屋・
リカバリーベッド6台完備

当院では、胃カメラ検査をより多くの方に受けていただくために内視鏡検査ブースを2室ご用意しております。また、鎮静剤を使用した検査後は、リカバリースペースでゆっくりとお休みいただけるよう、ストレッチャーベッドを6台ご用意しております。
リカバリースペースは、プライバシーに十分な配慮をしておりますので、安心しておくつろぎいただけます。

検査終了後は寝たままの状態でリカバリールームへ移動が可能

鎮静剤を使用した胃カメラ検査の場合、検査終了後もしばらくは薬が効いた状態が続きます。そのため、当院では患者様の安全と快適な状態を保つために、移動可能なストレッチャーベッドを使用して検査を行っています。胃カメラ検査が終了した後は、引き続きストレッチャーベッドでお休みいただいたまま、スタッフが慎重にリカバリースペースまでお運びしますので、患者様は目が覚めるまでゆっくりとお休みいただけます。

検査の流れ

1検査前日

胃カメラの検査前日は、夕食を21時までに済ませてください。夕食の後は、食事はできませんが、水やお茶などの水分の摂取は問題ありません。前日の夜までに通常通り内服薬はお飲みください。血液をサラサラにする薬も、通常通り内服していただくことが多いです。

2検査当日の朝

胃カメラの検査当日の朝は、検査を空腹状態で行う必要があるため、食事は摂取できません。糖尿病の薬を使用している方は、低血糖を防ぐために、特別な指示がない限り、インスリンや内服薬は使用しないようにしてください。心臓や血圧に関連する薬以外の一般的な薬も、通常は検査の日には休薬いただきます。
また、検査当日は緊張や不安から血圧が高めになることがあるため、血圧の薬については、起床時に内服してください。水分は、検査の直前まで摂取できます。

3ご来院

予約時間の15分から30分前に来院いただき、検査の準備を始めます。検査の際には、空腹状態で臨んでいただく必要がありますので、食事を取っていないことや、胃腸に関する症状についても確認を行います。
検査の前には、胃の中の泡を取り除く薬を内服していただきます。

4検査の実施

検査当日、喉の局所麻酔を行います。特殊な麻酔薬(キシロカイン)を喉に塗布し、しばらくそのままにしていただきます。鼻からの胃カメラ検査の場合、麻酔スプレーを鼻に吹きかけます。
検査をリラックスして受けたい方には、検査開始直前に鎮静薬を血管から投与(静脈麻酔)することが可能です。また、鎮静剤を使用せずに経鼻内視鏡検査を行うことも可能です。
検査は喉の麻酔が効いた状態で行います。カメラの挿入は通常5分程度で終了します。麻酔や鎮静剤を使用した場合、検査後は立って移動せず、ストレッチャーのままリカバリールームに移動し、30分から60分ほどお休みいただきます。
検査の結果は、検査当日にお話しします。胃の組織の病理検査が必要な場合、検査後2週間以内に報告書が届きます。その際に再度外来で結果を詳しく説明いたします。
検査当日の注意点として、生検後の出血を予防するために、当日は飲酒や入浴、激しい運動を避けていただくようお願いします。

5検査後の結果ご説明

検査の結果、今後の健康のために気をつけるべきことや必要な治療、次にいつ胃カメラを受けるのがお勧めか、分かりやすく説明いたします。何か質問があれば、どんな些細なことでも遠慮なくご質問ください。

費用

  1割負担 3割負担
胃内視鏡検査(観察のみ) 2,000円前後 6,000円前後
胃内視鏡検査+生検+病理組織検査 3,000~4,000円前後 9,000~12,000円前後

※金額は概算です。事前検査分(血液検査等)は含まれておりません。

胃カメラ(胃内視鏡検査)とは

胃内視鏡検査は、先端に高性能カメラが搭載された細い柔軟なチューブを口や鼻から挿入し、食道から胃・十二指腸を観察する検査です。この検査によって、胃痛・胃もたれ・胸焼けなどの症状の原因となる胃炎、逆流性食道炎、胃潰瘍、さらには日本を含むアジアで多いがんである胃がんや食道がんの正確な診断が可能です。また、胃内視鏡検査を通じて、萎縮性胃炎の有無を判定し、発がんのリスクを評価することもできます。

「胃がんでなくなる方をゼロにする」内視鏡診療の理念

日本では、がんの部位別死亡数で胃がんが男女ともに上位に位置しています。しかし、早期の胃がんであれば、適切な治療を受けることでお仕事や生活に支障をきたすことなく完治させることが可能です。早期の胃がんは自覚症状がほとんど現れず、普段の健康診断では検出されにくいですが、内視鏡検査を行うことで早期に発見することができます。

当院の院長は、豊富な内視鏡検査の実績と経験を積み、胃がんの早期発見の重要性を強く感じています。地域の方々に苦痛の少ない内視鏡検査を普及させ、胃がんの早期発見・早期治療を推進し、「地域で胃がんによる死亡者数をゼロにする」ことを目指しています。

40歳から胃内視鏡検査を受けることをお勧めします

40歳を超えたら、自覚症状がなくても、喫煙や習慣的にアルコール摂取をしている方、ご家族に胃潰瘍・胃がん・ヘリコバクター・ピロリ菌感染などの病歴がある方は、定期的な内視鏡検査を受けることを強くおすすめします。自覚症状がないからこそ、早期発見・早期治療が可能で、胃がんのリスクを低減することができます。胃に何かしらの不調を感じる方は、40歳を待たずに検査を受けることをお勧めします。

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このような方は胃カメラを
受けましょう

  • ピロリ菌の検査で陽性だった方(ABC検診でB群、C群、D群だった)
  • 検診・人間ドックなどの胃のバリウム検査で要精密検査だった方
  • 胃痛、胸やけ、酸逆流、げっぷ、胃もたれ、消化不良、つかえ感の症状がある方
  • 逆流性食道炎ではないか心配な方
  • アニサキスが心配(サバやイカ、サーモンなどを食べた後に腹痛が起きた)な方
  • 黒い便がでた方
  • 嘔気、食欲不振、体重減少などの症状がある方
  • 血縁者に胃がんを患った方がいる方
  • 40歳以上だが胃内視鏡検査を受けたことがない方

当院で、初めての胃カメラ検査を受ける方は、ピロリ菌の検査が陽性になった方(ABC検診で引っかかった方)、バリウム検査で引っかかった方、胃や食道の症状が心配な方が多いです。初めての胃カメラ検査を終えた後、次回の検査でも安心して受けていただけるように、患者様の快適さを最優先に考慮しています。苦しくない胃カメラを受けていただくため、テクニックと麻酔法に細心の注意を払っています。以下に、胃・食道・十二指腸の病気になりやすい方々をご参考までに挙げさせていただきます。

胃の病気ができやすい方

ピロリ菌という名前を聞いたことがある方も多いかと思います。ピロリ菌は胃内に生息するバクテリアで、胃炎や胃潰瘍、胃がんの原因となります。ピロリ菌の除菌治療は、胃がんの発症リスクを低減する効果がありますが、除菌後も完全に胃がんのリスクをゼロにすることはできません。そのため、除菌治療が成功した場合でも、定期的に胃カメラ検査を受けることが非常に重要です。定期的な胃カメラ検査を受けることで、胃がんが発見された場合でも、早期に発見し早期治療を行うことが可能です。

食道の病気ができやすい方

食道の病気で最も危険なものは、食道がんです。典型的な食道がんは、食道の扁平上皮細胞が癌化する、扁平上皮癌です。食道扁平上皮癌になりやすい傾向がある人は、男性、喫煙者、飲酒者、特にアルコールを摂取すると顔が赤くなる方です。最近ではピロリ菌感染率が下がり、胃酸の分泌が減る胃粘膜の炎症(萎縮性胃炎)の方が減っています。このため、胃が元気なため胃酸が過剰になり、胃の上の食道に胃酸が逆流する逆流性食道炎という病気が多くみられます。胸焼けや酸逆流の症状、喉の違和感など、多岐に渡る症状を引き起こします。胃酸を抑える薬が効果的な場合が多く、心配な症状がある場合は、胃カメラ検査を検討することをお勧めします。また、バレット食道と呼ばれる、胃の粘膜が一部食道に突出する状態も増加しています。欧米ではバレット食道が食道腺癌の発症原因になるとして、注目を集めています。日本でも今後、食道の炎症からがんへ進行するパターン(逆流性食道炎⇒バレット食道⇒食道腺癌)が増加する可能性があります。

十二指腸の病気ができやすい方

胃の奥には十二指腸と小腸が繋がっています。この部分は胃と大腸に挟まれた位置にあり、通常は、がんなどの病気が発生しにくい領域です。ただし、ピロリ菌の感染者、特に若い方には十二指腸潰瘍が生じることがあります。また、十二指腸乳頭腺腫や十二指腸のリンパ腫などの病気も時折みられます。胃カメラ検査では、この部位も慎重に観察します。